OKRを駆動させる4つの威力 Tips

OKRを駆動させる4つの威力 Tips

Anycloudの青木です。

目標達成のフレームワークとして有名な「OKR」「その4つの威力」について深掘りする中での気づき(Tips)をまとめてみました。

下記、参考文献です。

OKR(Objectives & Key Results)とは

OKR(Objectives & Key Results)は「目標(Objectives) を掲げ、測定可能な主要成果指標(Key Results) を用いて、実行 / 達成する」ためのフレームワークです。Google、Intel、LinkedIn などが採用し、いまやスタートアップから大企業まで広がっています。

Objectives ― 目的を「一本化」する

  • Why/何のために を問い直し、最重要テーマに絞る
  • 一文で書き切り、社内に公開する(記憶できる長さが理想)

Key Results ― 成果を「見える化」する

  • SMART(Specific, Measurable, Achievable, Relevant, Time-bound) な設定をする
  • すべての KR が達成されれば、Objective は自動的に達成される という因果設計がある

副作用も理解する

  • 目標が視野を狭め、倫理逸脱・過度なリスクテイク を誘発する可能性がある
  • 上意下達で「やらされ感」が強まると、モチベーション低下や組織分断を招く

4つの威力におけるTips

フォーカス / コミットメント

  • 数値目標 ↔︎ 品質目標のバランス
    • 例)“月間利用者 20 万人” と “NPS 40→60” をペアで置き、量産による品質劣化を防ぐ
  • 最善は善の敵
    • 完璧より「やり切る」を優先する
    • なので、完璧な目標を立てようと何時間も悩みすぎない
    • 実行してみて、後から修正すればよい

アライメント / コネクト

  • トップダウン × ボトムアップのハイブリッド
    • 経営は方向(Why/What)を示し、現場が手段(How)を決める
    • 方法まで上位が決めると当事者意識が低下するため
  • 状況に応じた指揮系統
    • 業績悪化など緊急時は一時的に上位下達が強まる場合もある

トラッキング

  • OKR の番人
    • やると決めたことを“例外なく”やり切る仕組みが大事とする
    • 週単位でズレを捕捉し、即リカバリーして成果を最大化する
  • 振り返りの徹底
    • 未達の場合、障害を特定して、改良していく
    • 達成の場合、成功要因を抽出し、再現していく

ストレッチ

  • 野心的目標で組織を動員させる
    • 壮大なビジョン、高リスク、未来志向を映す BHAG(Big Hairy Audacious Goal)
    • 実現可能性を感じさせる
      • 例)YouTubeが掲げた目標「1 日 10 億時間」→ これは世界の1日あたりのテレビ視聴時間の20%にも満たないと伝えていた
    • 当たり前を“とんでもないレベル”で行うでもOK
      • 想定を上回るアウトプットを、想定以下のインプットで実現する
  • 70% でも成功
    • 平均 70% 達成が“ちょうど良い”ストレッチとされる
    • 失敗学習を称賛し、心理的安全性を確保する
  • 10倍主義(10X)
    • 問題を新たな視点から考え直し、技術的に何が可能かを探求し、そのプロセスを楽しむ

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記事を書いた人

青木 陸

PdM

青木 陸

Anycloudでプロダクトマネージャーをしています。