【Napkin AIが多言語サポート】日本語を含む新しいビジュアル化体験が可能に

【Napkin AIが多言語サポート】日本語を含む新しいビジュアル化体験が可能に

2024/09/04(水)にNapkin AIから待望のニュースが発表されました!
それは、Napkin AIが日本語、タイ語、ベトナム語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、スペイン語を含む多言語サポートを正式に開始したことです。

これにより、より多くのユーザーが自分の母国語でテキストのビジュアルを迅速に作成できるようになります。

Napkin AIとは?

Napkin AIとは自然言語のテキストから、ビジュアルを作成してくれるAIツールとなっております。

以前に、Napkin AIについてはこちらの記事で紹介しました!

インストールから詳しい使い方まで、知りたい方はぜひご覧ください。

※前回の記事に引き続き、2024/09/04現在もProfessional Planは無料で使えました。

Napkin AIの日本語対応を試してみた

今回Napkin AIが行った多言語サポートとは、テキストからビジュアルを作成する際に、入力したテキストや生成されたビジュアル内のテキストを新しくサポートされた言語に修正したり、出力できる機能です。

実際に以下のプロンプトを入力して、日本語対応されているかを確認しました。

※文章はChat GPTに出力してもらいました

適応型ニューラルネットワークの逐次的学習アルゴリズムについて
適応型ニューラルネットワーク(Adaptive Neural Network)は、逐次的学習アルゴリズムを用いて、入力データに基づくモデルの重みをリアルタイムで調整する能力を持っています。
このアルゴリズムは、勾配降下法(Gradient Descent)をベースにしており、学習率(Learning Rate)を時間の経過に従って動的に変更することで、オーバーフィッティングや過学習を防止します。
具体的には、初期段階では大きな学習率を設定し、大まかな最適化を行った後、次第に学習率を減少させ、細かい調整を行います。

また、このネットワークは、誤差逆伝播法(Backpropagation)を利用して、各層の重みを調整します。
これにより、出力層の誤差が最小化されるようにネットワーク全体が最適化されます。
重要なのは、このプロセスが逐次的に行われ、各イテレーションでの重みの調整が次のイテレーションに反映される点です。

一方で、適応型ニューラルネットワークは、勾配消失問題(Vanishing Gradient Problem)に直面することがあり、
特に深層ネットワークにおいては、この問題が顕著になります。
これを回避するために、バッチ正規化(Batch Normalization)や勾配クリッピング(Gradient Clipping)といった技術が使用されることがあります。

さらに、逐次的学習アルゴリズムは、外部環境の変化に応じてネットワークの構造や重みを再調整することができ、
これにより、ネットワークが常に最適な状態で機能し続けることが可能です。
これを適応性と呼び、動的な環境での応用において非常に有用です。

出力されたビジュアル化は以下です。

見事に出力されたビジュアルに日本語が使用されていますね!

一見すると、テキストだけでは理解が難しい文章も、Napkin AIを使ってビジュアル化することで、かなり理解しやすくなっていると感じました。

そのためには、ビジュアルを出力する前に、ある程度内容を把握し、生成された複数のビジュアル候補から最適なものを選ぶ必要があります。

特に、人に見せる資料を作成する場合、内容に最も合ったビジュアルを選択することで、簡単に分かりやすい資料を作成できるようになります。

日本語対応されたことによって、Napkin AIをさらに普段使いしやすくなりましたね!

次は、日本語でテキストを修正してみます。

以前までは日本語でのテキストの入力自体無効だったのですが、動画の通り修正も可能となっています!

生成されたビジュアルを共有 or 出力

生成されたビジュアルはPNGやSVG、PDFの形式で出力することができます。

以下が実際に出力されたビジュアルをPNG形式で出力したものです。

Napkin AIで出力した図

また、動画にある資料自体もPDFやURLとして共有することができます。

今回作成した資料のURLは以下です。

進捗状況をビジュアル化してみた

続いて、マイルストーンとその進捗状況をビジュアル化できないかなと思い、以下のプロンプトをビジュアル化してみます。

用意したプロンプトは、架空のプロジェクトのマイルストーンとそのマイルストーンの進捗状況です。

架空のプロジェクト: 「新製品ローンチ」
プロジェクトマイルストーンと進捗状況
プロジェクト開始

日付: 2024年9月1日
進捗状況: 完了
市場調査完了

日付: 2024年9月15日
進捗状況: 完了
製品デザインの最終確認

日付: 2024年10月1日
進捗状況: 進行中(80% 完了)
プロトタイプ製作とテスト

日付: 2024年10月15日
進捗状況: 未開始
製品の製造開始

日付: 2024年11月1日
進捗状況: 未開始
マーケティングキャンペーンの準備

日付: 2024年11月15日
進捗状況: 未開始
製品ローンチ

日付: 2024年12月1日
進捗状況: 未開始
初期販売データの分析

日付: 2024年12月15日
進捗状況: 未開始
フィードバック収集と製品改善

日付: 2024年12月30日
進捗状況: 未開始

進捗状況

2024年9月1日 - プロジェクト開始 [完了]
2024年9月15日 - 市場調査完了 [完了]
2024年10月1日 - 製品デザインの最終確認 [進行中: 80%]
2024年10月15日 - プロトタイプ製作とテスト [未開始]
2024年11月1日 - 製品の製造開始 [未開始]
2024年11月15日 - マーケティングキャンペーンの準備 [未開始]
2024年12月1日 - 製品ローンチ [未開始]
2024年12月15日 - 初期販売データの分析 [未開始]
2024年12月30日 - フィードバック収集と製品改善 [未開始]

実際にテキストをビジュアル化する様子が以下です。

今回、残念ながら製品の製造開始以降の”マーケティングキャンペーンの準備”や”製品ローンチ”、”初期販売データの分析”、”フィードバック収集と製品改善”の進捗状況のビジュアル化ができていませんでした。

しかし、それ以外のタスクの進捗状況はビジュアル化することができています。

作成された円グラフの数値を変更すると、円グラフの値が即座に反映されました!

生成されたビジュアルの変更も容易なのはありがたいですね!

まとめ

今回の多言語サポートの導入により、Napkin AIはますますグローバルな視点での資料作成を行うことが可能になりました。

今回、改めてNapkin AIを試してみて、以前触った時よりもビジュアル化された選択肢が増えていたり、日本語対応したこともあって、すごく使い易くなった印象を持ちました!

Napkin AIに興味のある方はぜひ、試してみてください!

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記事を書いた人

しんじょう

エンジニア

しんじょう

株式会社Anycloudでエンジニアをしています